油粕 使い方

油粕(未発酵) 使い方

安くて、軽くて、肥料成分の高い油粕ですが、使い方のポイントをまとめてみました。

油粕の使い方 (問題と解決案)

1. 油粕(未発酵)は臭い
施肥の後日、悪臭がひどく、住宅地などでは油粕の使い方が分からない。

→施肥する前に、同量ぐらいの土(自然の土や古い土がいいです。)とよく混ぜてから施肥する。
匂いはほとんど気になったことはないです。

2.成分比がバランスが偏っている。
油粕の使い方で問題となってくるのが、Nが多くて、P、Kが少ないということで、果菜類には向いていないんじゃないか?ということです。

→少なくとも、葉物にはバッチリじゃないでしょうか?元が菜種かすの場合は、そのまま、葉菜類と同じものなのですから。
また、夏野菜の果菜類には、実がならないんじゃないかって、心配するかもしれませんが、今のところ、そういう現象にあったことはありません。花がよく咲くかどうかは、まずは、品種の特性によって、だいぶ違います。

例えば、ナスは大型系のナス、かもナス、庄屋大長なす、米ナスなどは花の数は、木が大きいわりに少ないです。1つの花枝には1つの花です。

しかし、筑陽、千両二号などの豊産性のナスは、1つの花枝に2,3個の花が咲きます。これは房なりといい、むしろなりすぎて、木の小さいうちは困るくらいです。別に、肥料成分でPがよく効いたから花がよく咲くわけではありません。


3.油粕(未発酵)は効果がでるのが遅いのではないか?

→他の発酵済みの堆肥や化成肥料に比べて、効果が現れるのが遅いはずですが、実際使ってみると、それほど、感じません。むしろ、発酵済み油粕の方が効果がすぐ終わってしまって、余計に無駄に多く使うはめになっている気がします。

早く効く、ということは、それだけ早く効果が消えてしまうわけでして、植物が必要としている分だけを与えられればいいですが、無駄に与えて栄養分は水で流れたり、蒸発したりして消えてしまいます。まさにお金を捨てているのと一緒です。

油粕が発酵していないからといって、何ヶ月もかからないと効果が現れないということはありません。
数日から、分解が進み、効果が現れていると思われます。匂いが発生するというのも微生物が分解している証拠ですから、それくらいすぐに効果が現れていると考えられます。

そのようなことから、油粕の使い方は簡単だと言いたいです。

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